Title No,004

2000年12月
美味い!自家製カニ雑炊

今月は食です!この時期の日本海で旬の食材と言えばやっぱりカニです!北陸では11月に待望のカニ漁が解禁となりました。そこで今日はカニ雑炊を作ってみました。とても美味しい季節の料理ができました。


材料
ズワイガニ:1尾(700円) / 香箱ガニ:1尾(500円) / 乾燥昆布:2枚(だし用)
ご飯:1杯 / 長ねぎ:1本 / 玉子:1個 / みつ葉:適量 / 塩・醤油:少々

カニはズワイガニを使いました。このカニは獲れる地方によって色々な呼び方があり、オスとメスでも呼び方が違います。まずオスは北陸の場合、金沢では「ズワイガニ」、福井では「越前ガニ」、山陰地方に行くと「松葉ガニ」、新潟では「タラバガニ」と呼びます。また、メスの場合は金沢では「香箱ガニ」(こうばこ)、山陰、福井では「勢子ガニ」となります。メスはオスと比べると甲羅が小さく、また足も細くあまり食べるところがありません。しかし、オスにはない卵が特に美味で、甲羅の内側にある未成熟卵の「内子」、腹に抱いた「外子」が味わえます。そこで今回はカニを2尾使いました。1尾は身が豊富なオスの「ズワイガニ」、もう1尾は卵が美味しいメスの「香箱ガニ」ですズワイガニの漁は、毎年11月上旬に解禁されオスのズワイガニの漁期は翌年の3月下旬まで、メスの香箱ガニの漁期は資源を守るため翌年の1月上旬までのたった2ヵ月間となっています。まさに今の時期がこの「ズワイガニ」と「香箱ガニ」の最高の食べごろになるのです。
作り方

1.カニをゆでる。

沸騰したお湯にカニをそのまま入れてで約15分ゆでる。
ご覧のようにカニはゆでると鮮やかなオレンジ色になります。
2.昆布だし汁を作る。

別の鍋に水4カップと乾燥昆布を入れる。乾燥昆布を戻してから加熱し沸騰する直前に取り出す。(雑炊はだしがポイント!)
3.カニの身を取る。

ゆで上がったカニの身を取る。

*注意*
この時、取った身を食べたくなるで我慢すること!。「人はなぜカニの身を取るときに無言になるのでしょう?」