Title No,088

2007年 9月
帰京報告「千葉」編

今月も前回に引き続き帰京の報告です。
千葉県の最東端にあたる銚子へ日帰りで行ってきました!日本有数の漁港として知られている銚子、犬吠埼から望む太平洋の絶景はもちろん、市内を走る小さな鉄道「銚電」こと「銚子電鉄」は喉かな車窓と鉄道に携わる人々の努力で魅力ある私鉄として人気があります。今月は「銚電」で巡る小さな旅の話題です。食べ歩きもある!




銚子市へは実家(千葉市)から東へ約60km、JR総武本線の普通列車で約2時間で到着します。銚子駅から更に「銚電」に乗り換え各駅を巡ります。


〜銚子電鉄〜

銚子電鉄は前社長の横領事件がもとで会社の運転資金が不足し、一時は車両の修理費用が支払えないまでの経営状態に落ち入りました。そんな中、銚電自身のホームページで「修理費のために、ぬれ煎餅を買ってください。」と発表し購入を呼び掛けました。このことがネット上で大きく報じられ、銚電を救おうと全国からぬれ煎餅の注文が殺到!鉄道事業の赤字を補うまでになりました。


広い千葉県、銚子までやって来ると流石に千葉市とはだいぶイメージが変わります。観光色が濃く、どことなくのんびりした雰囲気・・・
銚子駅には銚電専用の改札口がありません。銚電のホームはJRのホームの先端になっており切符は車内で購入します。そのためJRの改札口で駅員に「銚電に乗る!」といえばそのままスルーできます。
各駅のホームでは銚電の夏の名物になっている「ぼんぼり」が風に揺られています。銚電のスポンサーである沿線の各企業や団体が広告として駅を飾っています。
銚電入線!

昔懐かしいこの電車は「地下鉄・丸の内線」の車体をカラーリングしてパンタグラフを後付けしたものです!大都会の地下を走り続けていた電車は今でも元気に走り続けています!
車内も昔懐かしい地下鉄のままですが、ココにもしっかり「ぼんぼり」が!
銚子駅を出発してまず最初の駅、仲ノ町駅はヤマサ醤油の工場のすぐ隣にあります。ホームの脇には銚電のマスコット的存在になっているドイツ製小型電気機関車1922年製の「デキ3」 が停まっています。この機関車は以前は銚子〜仲ノ町間の貨物とヤマサ醤油の工場入替えで使用されていました。
観音駅に到着しました。このカラフルな車両は「桃太郎電鉄20周年記念」のラッピング電車です!房総の花「菜の花」をバックに「桃鉄」おなじみのキャラクター、桃太郎・夜叉姫、キングボンビーなどが描かれています。
観音駅で忘れてはならないのがコレです!銚電の大切な副業その@「たい焼き」は会社を支える食品製造販売業のひとつとなっています。(・・・午前中のオヤツに1個♪)