Title No,103

2008年12月
富士スピートウェイのTMSF

毎年行われている「トヨタモータースポーツフェスティバル」へ行ってきました。このイベントはモータースポーツ各カテゴリーで活躍するトヨタのレーシングカーと国内外のトップドライバーが富士スピードウェイに集結するお祭りです。サーキットを中心にF1カーやスーパーGTのデモ走行やアトラクションをはじめ、駐車スペースではトヨタユーザーのオーナーズクラブのオフ会が開催されます。


富士山麓のサーキットだけあってクルマの写真を撮る前にやっぱりココは富士山を一番最初に撮ります。スタンド越しに晴天の富士山と麓の紅葉がきれいです・・・近くで見るとやっぱりデカ!冬に近づくこの時期は大気が澄んでいて頂上まで良く見えます。
駐車スペースではトヨタユーザーのオーナーズクラブ(トヨタ公認)のクルマが車種別に並び、まるでビックリ中古車センターのようです!オートサロンさながらの個性大のチューンアップされたクルマが勢揃いし、ユーザーのプチ自慢大会や部品交換も兼ねたオフ会が開かれています。
近頃街ではあまり見かけなくなったトヨタの名車もココではたくさん見ることができます。


昭和40年代に活躍していた懐かしい往年のトヨタ車の数々、今でも現役としてシブく大事に乗られています。中でもヨタハチことトヨタスポーツ800(UP−15型)と初代レビン/トレノ(TE―27型)のオーナーズクラブは一目おかれる存在です。


ハッチバックやワンボックスブームの今だからこそ、かつてのクーペスタイルがとてもカッコ良く個性的に見えます。どの車も綺麗に磨かれ一段と目を引き、オーナーさんの長年のクルマ愛を感じます。

国内で人気のSUPER−GTが展示スペースにて爆音を轟かせていました。SUPER−GT500クラスの「ZENT CERUMO SC430」・・・レクサスベースのマシーンを大幅に改造し500馬力に近いエンジンを積んでいます。さすがにギャラリーの注目を集めていました!

こちらは一般車の注目の的!トヨタで今一番話題のクルマです。秋にデビューしたばかりのコンパクトカー「IQ」が展示されていました。ガソリン価格の高騰があったせいか発売から1ヶ月で約8000台の受注があったそうです。業界不況の中でもこのクルマだけは大人気のようです。

1位ヴィッツ・・・2位ヴィッツ・・・3位ヴィッツ・・・ってそりゃヴィッツレースだから当然か!・・・コースでのイベント第一弾はヴィッツグランドファイナルの決勝レースです。公道ナンバー付きの車両によるワンメイクレースとして2000年に日本で初めて行われたビッツレースは年間で国内8つのサーキットをめぐり最終戦はココ富士スピードウェイが舞台となります。




10月にF1が開催された富士スピードウェイ、このイベントではF1レーサー、ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックによるTF108のデモ走行が行われました。F1はやっぱり音で楽しむものです!

時間帯によってはピットロードが開放されピットに止まるレースカーやホームストレートを走り抜けるデモカーを間近で見ることができます。ファン必見!
タイヤメーカーやチームスポンサーもこのイベントに多数参加しています。ミシュランタイヤのキャラクター「ビバンダム」はなんと今年で110歳!1898年に誕生したおじいちゃん!?・・・(似てますがミイラ男ではありません。ちなみにやたらと元気でした。)
ピットロードの柵の隙間からカメラを向けてホームーストレートとメインスタンドを撮影してみました。ピットクルーでない限り一般ではこちら側からの景色はあまり見ることができません。スタンドとはまた違った別の目線でサーキットを楽しみます。
GTカーがバスをオーバーテイク!?・・・サーキットに観光バスが走っています。コレも「サーキットサファリ」なる「富士サファリパーク」をヒントにした?イベントの1つで、バスの中からコース上で激走するGTカーを目前で見ることができます。まさに動物園で走るライオンバスのサーキット版です!
ピットにてディズニーキャラの「Cars」を発見しました!実はMR−SをベースにしたSUPER−GT300クラスで活躍する人気のマシーンです!映画のスクリーンから飛び出してきたようワクワク感がありキッズも大喜び!実写版(実車版)カーズもかなり早そうです!



サーキットで走るレースカーのスピード・ブレーキング・サウンドにとても興奮しました。昔、ホンダ全盛時代に鈴鹿でF1を何度か見たことがあります。ここ数年は日本でのF1は1年ごとに富士と鈴鹿で交互に行われます。ホンダは今年限りでF1の撤退が発表され、日本の期待をトヨタが一身に背負う形になりました。来年は久しぶりにトヨタを応援にF1観戦か!・・・やっぱりサーキットはイイ!