Title No,116

2010年 1月
東京オートサロン2010

年が明けて今年中か来年早々にクルマを買い替えるかもしれない「なんとなく乗り換え計画」をたてています。何か大きな買い物をする時は買うまでの情報収集やワクワク感、強いては妄想を膨らませて楽しみたいものです。そんなワケで今月は「東京オートサロン」へ行きカスタマイズされたクルマを見てワクワク感を増幅させてきました。


東京オートサロンはコンプリートカーやチューニング関連製品の展示をはじめグッズの販売など、主にパーツメーカーとカーショップがカスタマイズ技術を挙って紹介しているイベントです。自動車メーカー中心の東京モーターショーに比べるとお祭り色が濃く、幕張メッセ内に並べられた展示車両はなんと600台以上!半端じゃないクルマの数に人目を引く楽しいクルマがたくさん見られ、とても興味をかき立てられます。

単にクルマの趣味と言って多種多様のジャンルにわたり、走りへのこだわり・見た目のこだわり・インテリアのこだわりと、メーカー純正では物足りない熱いドライバーにとってはオートサロンは良い刺激になると思います。中にはお祭り騒ぎのようなヤリ過ぎの笑えるクルマや凄すぎて参考にならないクルマもあったりして・・・

イベント期間が金土日の3日間と短いこともあってか場内はかなり混み合いモーターショーよりも賑わいが感じられました。

凄すぎて参考にならない2台を先ずは紹介、異様な輝きを放つベンツの金銀財宝バージョン。スワロフスキーを散りばめたギャルソン・DADの「メルセデスベンツ」(画像中)と柔らか素材の皮革調、まるでソファのようなマスクを持つACCincの「ベルファイア」(画像下)・・・どっちも汚したらヤバそうな洗車が心配な2台です。オートサロンの展示車輌は発想が実にユニークでバラエティに富んでいます。
Kカー部門最優秀賞!

人の多さに写真を撮るのも一苦労、こちらは軽で凄すぎるクルマです。最もギャラリーの注目を浴びていたホンダネット奈良の意欲作「ワゴンR」、なんとガルウイング!しかもボディ表面に彫りの深いグラインダータトゥーなる鈑金塗装の技術を使い太陽光のような鮮やかなグラデーションを再現しています。近づくとホントに眩しい!走る宝石箱!ここまでくるとメイクアートですね!


さらにリアへ回ると内装はLEDを駆使した徹底ぶり!シャープのアクオス大型モニターとテクニカのオーディオ!さらにレザーシートも装備して、ココまでやったら「¥¥¥」いったいおいくら掛かるんでしょうか?
ゴンR(MH23)を手掛けるカスタムショップがたくさんあるため会場内の至る所でワゴンRを見かけます。ワゴンRのオーナーさんはパーツが盛りだくさんでコンプリートの選択肢がたくさんあります。どこにこだわるかによって同じ車種でもまったく違うクルマに仕上がるのがオートサロンの比べどころ!

ドレスアップされたワゴンRの中から個人的に気になったカッコイイモデルはハーテリーのユーロテイストモデルとモードパルファムのスティングレーベースの2台!

ハーテリー(画像上)はメッキグリルとアイラインでクールなイメージに変身、ハーテリーはKカーのカスタムパーツが充実していて、スズキやダイハツオーナーさんにとっては気になる注目のショップです。

モードパルファム(画像下)のスティングレーベースは二段になったヘッドライトと大きなフロントグリルでインパクト「大」、一瞬何のクルマか分かりませんでした。
続いてクルマの発想とノウハウが盛りだくさんの2台・・・

走る花壇!チューリップをたくさん積み込んだミゼットにも似ているこのクルマは「ボディショップ林」がニュービートルをカスタムしたピックアップトラック(画像上)です。ビートルがまさかこんなカタチになるとは、満開でハッピーな感じがとても良いです!



1960年代のライトウエイトスポーツの代表格「ヨタハチ」こと「トヨタスポーツ800」(画像下)がエコスポーツカーに生まれ変わりました。トヨタ関連の自動車専門学校がボディをレストア、さらにエンジンの代わりにモーターと密閉式鉛バッテリーを搭載してEVスポーツへ進化させました。昨年、筑波でのEVレースでも実績を残し、この度はオートサロンに出展されました。
野外のイベントステージではタイヤのスリップ音と共に「D1グランプリ」のマシーンがドリフトデモ走行中です。モータースポーツの新しいジャンルとして2001年から開催されているD1は、それまでの速さを競うモータースポーツとはひと味違いコーナーへの進入スピード・角度・ラインなどを元にドリフト走行のカッコよさで勝敗を決めます。



モータースポーツ界のフィギア的存在として人気を博し、メッセの特設会場でもギャラリーをたくさん集めています。シリーズの競技会場は都会にある大型パーキングを使うこともあり身近に見に行けるのもD1の特徴、2010年シリーズは3月27日にお台場「船の科学館前」で開幕します。D1をじっくり見たい方は行ってみては!



幕張が近いとはいえ朝一でメッセに着いても600台以上もあるクルマはさすがに1日では見きれませんでした^^;(汗)。また来年も行きます・・・