Title No,133

2011年 6月
スズキ歴史館見学

浜松にあるスズキ歴史館へ行ってきました。その名のとおり自動車メーカー「スズキ」の誕生から今まで作られてきた製品を見学し、ものづくりの歴史を振り返る、スズキオーナーさんには特にオススメのミュージアムです。


スズキ歴史館はインターネットか電話での予約制となっており、訪問時は落ち着いてゆっくりと館内を見ることができます。入場料は無料です。
スズキの歴史は木製のハタ織り機の製造から始まり、1909年「鈴木式織機製作所」として創業しました。その後、精密機械の製造は織機から二輪車へと転身し、戦後の1952年に登場した「パワーフリー号」は国内で注目をあびました。この二輪車は自転車のサドルの下に2サイクル30ccのエンジンを積み込んだとてもシンプルなものでした。翌年の1953年に発売された「ダイヤモンドフリー号」(画像下)は2サイクル60ccのエンジンを積み、月産5000台を売るヒット商品となりました。これら2台は現在のスズキ自動車を築く上での原点と呼べるバイクです。
1955年に登場した「スズライト」はスズキ初の四輪自動車であり、日本初の軽自動車でもあり、更には日本初のFF車でもあります。二輪車の地位を認められたスズキが四輪車へ参入し、その後はフロンテやアルトなど昭和の軽自動車を代表するヒット商品を次々と世に打ち出します。
これもスズキの伝統的なクルマです!
「ジムニー」は1970年の登場から40周年を迎えました。アウトドアの代表格!日本一タフなクルマと言っても過言ではありません。このクルマの後継車(JB33)に自分も去年まで大変お世話になりました。
平成に入り軽自動車のあり方を大きく変えた初代「ワゴンR」です。今でも街でよく見かけますが・・・それまでの軽ワゴンといえば商用車スタイルのワンボックスが主流であったため、当時は革新的なワゴンモデルとしてデビューしました。現在の広くて乗りやすい「軽カー」のトレンドを作ったのがこのクルマです。
別のフロアではシュミレーション形式で、現在のスズキのクルマができるまでを工程ごとにわかりやすく説明しています。(画像はスズキ・スプラッシュ)

コンセプトに応じて立案されたものをCGでイメージし、実物大のクレイモデル(粘土細工)で曲線を忠実に造形してゆきます。実際に使用される色に塗られ、光の反射や色の映り具合をチェックします。

・・・そして、いよいよ製品化!

工場の様子も館内で再現されています。
決定して作られたボディーや動力パーツ・内外装のパーツが組立ラインで取り付けられ、1台のクルマが出来上がります。



最終チェックを終え・・・ディーラーへ!
約3時間の見学を終え・・・
スズキとは無関係ですが・・・

夕方の新幹線まで
まだ時間もあることだし
    ・・・浜松ってことで!


ちなみにお土産は「うなぎパイ」でした。



大事に乗ります。