Title No,142

2012年 3月
鉄道博物館・続編

前回に引続き鉄道博物館のネタです。
この日は11時頃から閉館になる18時までいたわけですが一日があっと言う間でした。館内は展示車両が多く一両をじっくり時間をかけて見学していたため、今回はパークゾーンにあるミニ運転列車やシュミレーション形式の運転士教室は体験していません。ひたすら車両に夢中でした。それでも十分に楽しめる鉄道博物館でした!




鉄道博物館のメインステージ「ヒストリーゾーン」です。懐かしい車両が並びライティングされていて、この画像ではまるでNゲージのようにも見えますが、もちろん全てが本物です。ココはテッちゃんにはたまらないステージではないでしょうか!?大宮の鉄道博物館はJR東日本管轄なので、やはり東京駅や上野駅を意識したものが多く自分的には「ど!ストライク」でした!


「1号機関車」

鉄道博物館の改札から入りヒストリーゾーンで先ず初めに目にするのがこの機関車です。とりあえず日本の鉄道の歴史から・・・


1872年(明治5年)に開業した新橋〜横浜間を走った記念すべき「1号機関車」(150形蒸気機関車)が開業当時をイメージした新橋駅に止まっています。明治初期の日本では蒸気機関車を製造する技術がなくイギリスから輸入された機関車が使われており、新橋〜横浜(現・桜木町)を53分で走りました。現在の東海道腺の倍以上の時間です。
「C57」

1937年(昭和12年)に登場した「貴婦人(きふじん)」の愛称で知られている「C57」は「SLやまぐち号」でも知られている蒸気機関車です。JR東日本とJR西日本とで現役として走行可能な同型機関車が2両あり走行イベントなどで乗車することができます。
「ブルートレイン」

無くなりつつある寝台特急「ブルートレイン」の元祖がこの青いダルマのような「20系」です。昭和30年代〜昭和50年代が「ブルートレイン」の全盛期で東京・上野・大阪から地方を結ぶこの客車が各沿線で活躍していました。


B寝台は客室が2段式の簡易ベッド(4人用)に変わります。実際には浴衣もしっかり用意されています。


「走るホテル」と言われた「ブルートレイン」ですが、各地で新幹線が開業し高速化が進み廃止を余儀なくされました。今年に入り大阪〜青森間を走る「日本海」が廃止となりました。残るは上野発の「北斗星」と「あけぼの」だけです。新幹線のファーストクラス並みの客席も良いですが、たまには「ブルートレインでのんびり旅を楽しみたい気もします。
「中央線」

このコゲチャ色の車体でレトロな内装の電車が「中央線」だと言われてもイマイチぴんときません。オレンジ色が当たり前の「中央線」ですが、昭和の初めごろは「40系」が都市の通勤電車として活躍していました。戦時中は空襲による被害で廃車になってしまった車両も多かったようです。

画像下はコレクションゾーンに展示されていたホーローの駅名板です。こちらも「中央線」の駅名が並んでいました。「きちじょうじ」と「むさしこがねい」が欲しい〜ぃ!・・・残念ながら販売はしてません。





先月の新幹線「0系」と同じく、この車両も日本の鉄道史を語る上では欠かすことのできない車両ではないでしょうか、昭和の国鉄時代は通勤型の電車を「国電」と呼んでいましたが、その「国電」の顔として1957年(昭和32年)に登場し長年走り続けていたのがこの「101系」です。

嬉しいことに子供の頃によく乗っていた中央線カラーが止まっていました!後継の「103系」と比べると、こちらの方が運転席の窓が大きくて可愛く見えます。シンプルなこの車両が好きな人は多いと思います。いかにも子供が描きやすそうなオーソドックスなカタチでもあります。

車内も緑色のドアやブルーの座席がオリジナルのままです。

ちなみに「101系」は秩父鉄道で「1000系」として現在でも活躍しています。

「上野駅」

こちらでは東北・上信越の玄関口「上野駅」のかつての様子を再現しています。「ブルートレイン」が夜のエースだとすれば、こちらは昼のエースでしょうか!国鉄らしいボンネット型の特急車両「181系(とき)」と急行車両「457系」がプラットホームに並んでいます。

この駅を基点に各地へ向かう列車が多かったため「上野駅」の名物でもあったアナログの案内板がたくさん並んでいます。



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そういえば昔はホームの柱にはこんな看板がありましたよね!
資料展示スペースにて・・・

金沢へ行ったわけではないですが・・・
駅のスタンプコレクションの中に「金沢駅」があったのでついつい懐かしくて撮ってみました。そろそろ金沢へ遊びに行かないと忘れられてしまう・・・皆様お元気でしょうか??

同じく金沢つながりで、現在は廃止されてしまった寝台特急「北陸」と急行「能登」のヘッドマークです。「北陸」には何度か乗ったことがあります。


あぁ〜金沢・・・行きたい!


ちなみに北陸新幹線「金沢」開業予定は平成26年度末です。まだあと3年もあるのか、長いよなぁ・・・
てっぱく広場にて・・・

かつては千葉を走っていた房総特急「183系(さざなみ)」が外の展示スペースに止まっていました。この2編成は車両を用いた休憩スペースです。売店で買った駅弁を車内で食べることができます。
同じくてっぱく広場にて・・・

お子様ゾーンでは「E5系(はやぶさ)」の滑り台や「E233系(京浜東北線)」のジャングルジムなど、この地区らしいお子さま向けの遊具があります。さすがJRの博物館だけあって、どちらの色もカタチもデザインがリアルなんですが・・・


久しぶりに長いページになってしまいましたが、鉄道博物館は見どころがいっぱいで
ホントに飽きません。一日ではたりなかったので近いうちにまた遊びに行ってきます。