Title No,111

2009年 8月
小仏峠〜城山〜高尾山

お盆休みに高尾山へ行ってきました!
その昔、何十年も前のこと小学校の遠足で訪れた高尾山のサル山の記憶が何となく残っていますが、それ以来の高尾山です。一昨年のミシュランガイドで高尾山はオススメ観光地の三つ星を獲得し話題となり人気が急騰しました。今回の登山は夏休みとお盆シーズンのため混雑を避けるべく北西から登る裏高尾のルートです。小仏(こぼとけ)から木陰で涼しい登山道を進み城山と高尾山から高尾山口へ下る半日ルートです。



朝、千葉駅発の特急「あずさ」に乗り1時間半で八王子駅まで直通、そこから中央線に2駅乗り高尾駅まで向かいます。中央線は富士山をはじめ南アルプスや八ヶ岳などの日本でも有数の山々を沿線に持ち、登山シーズンになると山岳スタイルで特急列車に乗り込む人をよく見かけます。途中の新宿あたりから山へ向かうリュックを背負った乗客で車内が込み合ってきました。

高尾駅からは更に京王バスで15分、小仏に向かいます。今回の登山口は中央高速と中央本線の小仏トンネルの入り口付近にあります。小仏登山口〜小仏峠〜城山〜高尾山頂まで6km、高尾山頂〜薬王院〜3号路〜稲荷山コース〜高尾山口まで8km、計14kmの登山道です。高尾山周辺は600mクラスの山々が連なります。

@9時:小仏登山口
(標高300m)登山開始!

裏高尾は夏休みシーズンでも人が少なく閑散としています。小仏峠に向かう山道はゆるい登り坂で始まり緑に囲まれた木陰の中を進みます。歩くにつれてだんだん山道らしく狭くなってきますが、軽登山感覚で気軽に登れます。いちおうトレッキングシューズとストックを使って登っていますが、スニーカーと手ぶらでも登れる程度のやさしいコースです。前日までの台風と連日の大雨のせいか地面が湿っています。


途中の水場で休憩を取ったり、かなりゆっくりしたペースで登りました。(滝以外に冷たい天然水が飲める水場が
あります。)


A10時:小仏峠
(標高560m)


江戸時代には旧甲州街道の要所として関所が置かれていた所です。昔の人は普通に交通の手段としてこの山道を使っていたワケです。歩くのが当たり前だったとは言え、スニーカーすら無い時代に長野から続く山沿いの道はさぞ大変だったろう・・・と思いつつ久しぶりに履いたトレッキングシューズが合わず足首が痛い!

この辺りはまだ景色が開けてきません。東京と神奈川の都県境のライン上を歩き緩いアップダウンの山道を城山へ向かいます。
頑張って登って来たご褒美に城山の手前辺りから良い景色が見られます。曇って若干ガスが掛かっていますが、正面には相模湖、右にはお盆シーズンの渋滞で混みあう中央道が見えます。残念ながらこの日は富士山は見えませんでした。
B10時半:小仏城山
(標高670m)


高尾山に近づくに連れて登山客が多くなり賑やかになります。城山山頂にはたくさんのベンチと立派な売店までありゆっくりと休憩できます。生ビールやカップラーメンから夏なのに「おでん」まで売っています!疲れを癒すには「なめこ汁」かな・・・



人登場・・・早起きしたので結構お腹へってます。高尾山頂に向けて充電中!城山茶屋にて早速、一番人気の「なめこ汁」(250円)をいただきます。

暑いけど熱いのがウマイ!体力回復!・・・(やたらと豆腐が目立つけど・・・)
C11時:一丁平
(標高600m)


動植物の観察も登山の楽しみの一つです。やっぱりデジカメは欠かせません。特に高尾山へ向かう一丁平付近では草花が多く撮影が楽しめます。キク科の多年草「タイアザミ 」(別名:トネアザミ)は関東地方の山地では多く見かけます。
こちらは「ミズタマソウ」に留まるマダラチョウ科の「アサギマダラ」(浅黄斑蝶)です。高尾山近辺では多く生息する蝶です。人慣れしているのか一眼レフの威圧感にも動じず警戒心まったく無し!おかげで良い一枚が撮れました。
城山から高尾山へ向かうコースは東海自然歩道の一部となり整備された登山道が多く、ハイキング気分で更に歩きやすくなります。お昼頃からは天気が良くなってきました。後半が楽しみ!